一生使える「雑談力」を身に着けましょう
人付き合いが昔から苦手という人によくあるのが、「初対面の人と話が盛り上がらない」ということです。
誰しも初めて話をする人を前にしたときには緊張してしまうものですが、人付き合いに慣れている人の場合にはすぐに共通の話題を見つけて盛り上がることができます。
一方であまり会話が得意ではないという人は、初対面の人を前にするとすぐに会話が途切れて沈黙ができてしまい、そこでなんとなく気まずい雰囲気が発生してしまいます。
学生のうちは付き合いたくない人とは距離をとって親しい間だけで付き合うことも可能ですが、社会人になるとそういうわけにもいきません。
学生のうちに「雑談力」を身に着けておくと就職活動やその後の社会生活にとても大きな武器になりますので、ぜひ積極的に会話の練習をしておいてください。
まず初対面の人との会話の鉄則として「不愉快になりやすい話題は極力避ける」ということがあります。
昔から営業トークでやってはいけない話題として「政治」「宗教」が挙げられます。
また、年配世代の人を相手にする場合にはもう一つ「野球」を加えておいた方がよいでしょう。
この3つはどれが絶対的に正しいということがなく、意見が対立したときには険悪な雰囲気になってしまいやすいという特徴があります。
また「お金・経済状況」の話題や「踏み入った家庭環境」についてはいきなり会話に持ち出さない方がよい話題と言えます。
あえて対立をしてもりあがるネタもある
反対に無難な雑談のネタとしてよく言われているのが「天気」や「季節」についてです。
「今日は寒いですね」「昨日はたくさん雨が降りましたね」といった話題は次に会話をつなげやすく、また不愉快な思いをすることがありません。
ニュースや時事ネタを話題にする場合には過度に政治的・宗教的なことは避けて、できるだけおめでたいニュースを取り上げるようにするのがよいでしょう。
学生など年代が近い人同士の場合、あえて対立しやすいネタを振ってみるというのもよい方法です。
「きのこたけのこ戦争」や「こしあんつぶあん戦争」など、真っ向から対立する話題をあえて振ってみるとその場の雰囲気がいっきに盛り上がります。
ただちょっと過剰的になりすぎないよう配慮が必要ですが、他にも「肉まんあんまん戦争」や「焼き鳥のタレ・塩戦争」とういったことも会話を盛り上げる話題作りになります。
どうしても会話が続かないときには、相手に話をさせるというのもよい方法です。
「去年東北に旅行に行ったんですよ。あなたはどこか行ったことありますか?」といった振り方をすると相手の会話を引き出し、また自分との共通点を探すことができます。