大学生になったら一台は自宅にパソコンを持とう
かつてIT先進国と言われた日本ですが、残念ながらここ数年では若い人たちのITへの興味は縮小傾向にあります。
それを示すデータとして、内閣府の調査による子供のパソコン所有率です。
親としては「子供に通信機器を持たせるのは早い」という意識があるせいか、中学生までに専用のIT機器を所有することが許可されている子供は多くありません。
調査では、13歳~29歳を対象に先進国でのIT機器所有率を調査しており、スマホや携帯電話を持っている人が先進諸国同様約90%という数字である一方で、タブレット端末は約13%、ノートパソコンは約60%、デスクトップパソコンは約24%といずれも他の先進国の2/3~1/2程度になっています。
一方で非常に数字が高いのが携帯ゲーム機で、日本が欧米やアジア諸国より飛びぬけて高く約45%となっています。
パソコンを持っていなくても勉強はできると思うかもしれませんが、今後社会に出る時には必ずパソコンの操作技能は求められることになります。第一志望の大手企業に入社できたものの、タイピングが遅くて初出社日から落ちこぼれる、という可能性も十分にあるのです。
大学でも提出するレポートはパソコンで作製するよう指示されていることが多く、できるだけ早い段階でパソコンを所有しておくことが大切になります。
そうしたニーズもあってか、ここ最近ノートパソコンの価格は下落傾向にあります。
かつては10万円以下でも掘り出し物と言われていたパソコンですが、現在では5万円以下でかなり高性能のものを購入することができるようになっています。
中古なら数万円程度で十分な性能のものを購入できますので、最低限必要なスペックでお得にノートパソコンを購入しましょう。
ノートパソコンの選び方
学習用に購入するなら、安いWindowsパソコンがおすすめです。
芸術や映像関係の学校なら専用にハイスペックなMacを購入することが望ましいですが、普段ネット検索やワープロ・表計算くらいしか使わないならWindowsの安いもので十分です。
メーカー別におすすめできるパソコンとして「ASUS」「レノボ」「富士通」「NEC」「東芝」があります。
これらはいずれも低価格で安定的な性能を持った廉価パソコンを扱っている業者であり、最新モデルなら軽くて持ち運びもしやすく普段使いに最適です。
ただ1~2年前のモデルなら中古でかなり良品もあるので、新品にこだわらず探してみてください。
大学でパソコンを販売していることもありますが、ほとんどは壊れにくいことを重視した高価なパソコンです。
選ぶのが面倒なら購入してもいいですが、どうせなら同じ機種を価格.comやメルカリで探して購入した方がいいでしょう。
同様に、スマホもお店で購入するよりは価格.comやメルカリで購入し、格安SIMで利用する方が便利です。
格安SIMを使うと、ほとんどの人が月々のスマホ料金を2000円以下くらいまで抑えられます。
興味がある人は、大型電気店にある格安SIMのスマホコーナーの店員に相談してみてください。