オンラインで申請できるビザ免除プログラム
「ESTA(エスタ)」とは、アメリカ合衆国に入国をするときに使用するオンラインでの渡航認証システムです。
アメリカへの入国は平成21年1月から大幅に制度が変更をされており、この「ESTA」を受けなければ観光やビジネスでの90日以内の滞在をすることができません。
もし「ESTA」を受けずに飛行機に乗っても入国をすることができませんので、アメリカ留学やアメリカへ観光で旅行する際には必ず事前に申請をする必要があります。
「ESTA」は、「Electronic System for Travel Authorization」の頭文字を略したものでインターネットで申請をするこことにより迅速にその人物の情報を収集することができるようになっています。
事前に「ESTA」申請をしておくことでビザを取得しなくても渡航をすることができるようになっているので、以前よりも渡航のための手続きは簡単になったと言えます。
なおこの「ESTA」はアメリカ合衆国に滞在をする場合だけでなく、アメリカを経由して別の国の空港に行くという場合も取得をしなくてはいけないこととなっています。
申請が必要なのは短期滞在をする人のみなので、留学や就労など90日以上の長期滞在をする場合は「ESTA」ではなく別にアメリカのビザを発行してもらう必要があります。
具体的なESTAの申請方法とは
「ESTA」を申請するときには、まずESTAの公式ホームページにアクセスします。
平成22年9月8日以降のESTAの申請には一人につき14米ドルが必要となっています。
支払いはクレジットカードもしくはデビットカードのみとなっており、MasterCard、VISA、アメリカンエクスプレスやJCBなど大手カード会社となっているので事前に使用できるか確認しておきましょう。
「ESTA」申請ページは言語を変更することができるので日本語で内容を把握することができますが、入力をするときには日本語ではなく英語表記にしなくてはいけません。
申請で必要となる情報は、本人の氏名や生年月日、性別、パスポート番号といったことの他、登場予定の飛行機や滞在中の宿泊先についてです。
その他にもいくつか質問がありますので、正確に回答をするようにしましょう。
オンラインで入力をした情報はすぐに内容の確認がされるので、手続きの終了と同時に「認証」「保留」「拒否」のいずれかが表示されます。
もし「拒否」と出てしまったときにはアメリカ大使館や総領事館で改めてビザ申請をしなくてはいけないこととなっています。
なお「ESTA」申請は本人だけでなく代理人が行ってもよいこととなっています。
渡米に際して旅行会社や留学仲介業者を利用するときには、業者の方でまとめて申請をしてくれることもあります。